新しいバスルームのカタチ〜BLDK、PLDK新しい水回りプランニング〜
かつては分かれていたリビング・ダイニング・キッチンは一体化されることにより、子供の勉強や、そのまま食事ができる対面キッチンカウンターなどの広々した空間や、機能を限定しない場となりました。
そう、「一体型」LDKの誕生です。
動線が短くなり、家事・食事・くつろぎなどの一連の生活の温度差がなくなり、そこに暮らす人々の自然なコミュニケーションがさらに円滑なものとなりました。そこで次に注目したのが『B(バスルーム)』です。
▽洗面化粧台・洗面所に関する記事も併せてご覧ください。
【目次】
3:Open Powder Room ~洗面と脱衣室の分離~
4:2Access Bathroom ~共有⇔プライベート空間のアクセス~
5:Flexble Counter Plan ~洗面とキッチンの融合~
6:New Style 1Room ~キッチン・洗面・リビングの融合~
7:Hotel Style Renovation ~洗面とバスルームの分離~
1:B・LDK~バスルームとリビングの融合~
※3LDKリノベーションプラン
生活空間にも『専用』を
通常同一に設置される洗面空間とサニタリー空間を分離。空間の「ハレ」と「ケ」を分けることができます。「ホテルのようなパウダールーム空間」と「使いやすい専門家事室」として、新たな空間利用の提案です。
リゾートさながらの自宅へ
テラスに接する位置にガラス張りのバスルームを設置する事で連続した内・外を実現。半野外としての空間利用が可能となり、露天風呂のような開放感を生み出すことが出来ます。
「見通せる」ことの心地よさ
ガラス張りのバスルームを設けることにより、リビングとバスルームは視覚的に同一の空間となります。遮るもののない連続した景色により、部屋全体に広々とした開放的な空間が生まれます。
ライフスタイルを大切に
例えば子育て中のお母さんは入浴すら急いで済ますことが多いかもしれませんが、バスルームの壁がガラス張りなら入浴中でも安心してお子さんを見ることがでます。より良いライフスタイルのために、空間を操ることで、日常のマイナスをプラスに変えていきます。
空間をカスタマイズ
パウダールーム・バスルームのスライド扉を閉めればそこはプライベート空間へと早変わり。さらに、パウダールームの扉を閉じればプライベートグルーミングルーム、開ければリビングルームの延長も可能に。
2:P・LDK~リビングと洗面・脱衣室の融合~
※2LDKリノベーションプラン
空間の可能性を広げる
洗面室は使用していない時間、「ただの空間」として存在し勿体ない。そこで、壁面収納と一体化したデザイン性の高い洗面をリビングに設置する事により、空間の有効活用を図ります。使用時にはクローズにもできる扉を設置することで、プライバシーの確保も可能に。
家族のコミュニケーションを具現化したLDKの緩やかな形
生活動線が短くなると、気付かずに感じていたストレスが軽減されます。さらに、家事・くつろぎなど一連の生活の温度差がなくなり、そこに暮らす人々の自然なコミュニケーションがさらに円滑なものとなります。
P(パウダールーム)・LDKという新しい価値観
閉じればプライバシーが確保され、開ければ緩やかな時間が流れるパウダールームへと変化します。それは、限られた空間を最大限に使い切る、驚くほどの心地よさ。時代の感性を反映するP(パウダールーム)・LDKという新しい価値観。
3:Open Powder Room ~洗面と脱衣室の分離~
※3LDKリノベーションプラン
リビングを特別な場所に
一日の大半を過ごすリビング、そのリビングに水まわりがあるとより快適に過ごすことがでます。例えば、化粧水や美容液を馴染ませるその時間、リビングに居ながらできるのでTVを見たり、好きな音楽を聴きながら快適に有効的に美容時間を過ごす事が可能に。洗面台をキッチンと統一感のあるデザインにする事で、違和感なくリビングに馴染みます。
実用と美しさを兼ね備えたパウダールーム
“洗面機能のある家具” というイメージの壁面洗面ドレッサーをリビングに設置。洗濯などの家事と、自分を整える作業の身支度を分離することで、生活に彩りが生まれます。また、その2空間を壁面で両面アクセス可能とすることで、生活の利便性もさらにアップします。
暮らしにフィットする間取り
リビングにキッチンと統一したデザインの洗面を設置するプラン①と家事室とリビング洗面の2空間をアクセス可能にするプラン②を合わせた例。両面アクセスの家具間仕切りにする事により、合理的な動線を確立。
4:2Access Bathroom ~共有⇔プライベート空間のアクセス~
※1LDKリノベーション
快適性のコントロール
それぞれに分断されていた空間を、回遊できるように動線を確保することで、生活のしやすさが格段にアップし、より快適で風通しの良い空間を創造できます。リビングからアクセスしやすい洗面室は、来客の際にもお客様を案内しやすく、またベッドルームとも隣り合わせなので、就寝の際に加湿器水を入れる作業なども楽に行えます。
5:Flexble Counter Plan ~洗面とキッチンの融合~
※2LDKリノベーションプラン
限られた空間を最大限に使い切る
単身者またはカップルなどで住む場合、使いにくい2DKプランの間取りを多きいワンルームに変更するプラン。開放感とプライバシーの両方を確保できる様に、ベッドルームとなる場所は低めの家具間仕切りにて空間をコントロールします。
合理的に暮らす
狭い洗面室を思い切ってリビング側へレイアウトし、オープンキッチンと一体に配置。一連の生活動作の温度差がなくなり、より快適で解放感のある暮らしが出来ます。ベッドルーム側からバスルームへのアクセス動線も良くなり、生活の『ハレ』と『ケ』のメリハリがつき、日常の中に彩りが生まれます。
6:New Style 1Room ~キッチン・洗面・リビングの融合~
※1Kリノベーションプラン
住居者にフィットする間取り
1Kのキッチンは料理する人には狭く、料理しない人には不要である事が多い。そこで、キッチンという単体の機能は辞め、TVボード・壁面収納と一体化する事により様々な目的・機能に対応できる様にするとともに、キッチンスペースと居室を分けることなく、一体化する事により空間を広げます。
7:Hotel Style Renovation ~洗面とバスルームの分離~
※1ルームリノベーションプラン
機能を見直し、ホテルライクな空間を実現
3点式UB物件では、バスタブを使っていないケースが多い。そこで、使っていないであろうバスタブを辞め、シャワーブースを設置。
そうする事により、トイレを独立させる事が可能に。洗面機能は居室側に持ってくる事により、ドレッサーとしてもデスクとしても使用可能。ホテルライクな空間を手に入れる事ができます。
8:まとめ
以上、私達が考える新しいバスルームのあり方についてお話してきました。「なにも洗面化粧台は浴室横の洗面所にある必要がない!」「なにもバスルームは閉じたスペースにある必要はない!」という共感をいただけましたら幸いです。
宜しければ、洗面化粧台・洗面所に関する記事も併せてご覧ください。
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