CUERO
CUERO(クエロ)は、ラース・キヤスタディウスによってスウェーデンで設立されたブランド。
1987年に北欧市場におけるラムレザーなどの革製品を生産し衣料メーカーとして創業。
その後、代表商品である「BKFチェア」の再生産によってインテリア業界へと進出を果たしました。
BUTTERFLY CHAIR
バタフライチェア =「BKFチェア」は、1938年に3人のアルゼンチン人建築家によってデザインされました。
BKFとは、デザイナーの「アントニオ・ボネット、フアン・クルチャン、ホルヘ・フェラーリ=ハードイ」3名のそれぞれ頭文字をとって「BKF」と名付けられました。
1881年にジョセフ・フェンビーが設計した木製の「La Tripoline folding chair」からインスピレーションを受け、1938年にBKFチェアが誕生しました。
1950~60年代には、主に若者への人気に拍車が掛り、500万脚ほど製造されるようになりました。
BKFチェアはアメリカをはじめ世界中のどこにでも目に入るような存在になります。
しかし、1970年代後半には流行が去り、中古や低品質な商品のみが市場に出回る状況となってしまいました。
そして、1980年代頃には生産は途絶えてしまいます。
REVIVAL
2000年代に入り、ある一人のスウェーデン人によってBKFは新たな復活を遂げる事となりました。
それは、CUERO社の創業者、ラース・キヤスタディウスです。
彼は、2005年にBKFチェアの再生産を始めました。
革製品の製造に携わっていた彼は、かつてとは違い、キャンバスではなくイタリアから取り寄せた最高品質のレザーを使用。
革製品の製造に携わっていた彼は、かつてとは違い、キャンバスではなくイタリアから取り寄せた最高品質のレザーを使用。
座った時にかかる体重によってレザーが変形しないようなつくりになっています。
計算され尽くした曲面のカーブのおかげで、座り心地の快適さは極上。
また、独自開発したノックダウンとパッキングで、狭い入口などでも持ち運びやすくなっています。
こうして、彼が復活を手掛けたBKFチェアは、発売後すぐに大成功をおさめました。
Vegetable tanned leather
こだわりの方法でなめされた、ベジタブルタンニンのレザーは、伝統の技を持つ熟練の職人によって丁寧に手作りされています。
ベジタブルタンニングとは、植物から抽出された天然のタンニン(渋)を使ってなめす伝統的な手法です。
タンニンには、ケプラーチョやミモザといった樹皮が使われます。
どの樹皮のタンニンを選択するかは、製品の特性に合わせて熟練の職人により選ばれ、その配合は大切に守られ受け継がれています。
高度な職人技法と天然素材によってもたらされる、色合いや風合い。
使い続けるほど、深みや光沢が増し、サドルレザーと呼ばれる上質な強さと耐久性を備えた、最も厚手のサドルレザーを使用しています。
サドルレザーは、馬具のサドルに使われているところからきています。
身を守るために頑丈さと質が重視され、4.5~5mmの最も厚手の革が選ばれます。
<厚さの比較>
ベルト:3.0~3.6mm
財布・バッグ:1.2~1.6mm
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【WAILEA OSAKA showroom】
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