ダイニングキッチンの照明はどう選ぶ?~種類と選び方のポイント~
2021.09.27
みなさんのお家ではダイニングキッチンにどのような照明をつかっていますか?
ダイニングキッチンの照明って、変えたいと思っていてもそもそも備え付けの照明がついていたり、変えるにしても設置が大変だったりで、なかなか変えづらいですよね。
しかしダイニングキッチンはお家の中でも一番人が集まる場所ですし、お客様をお招きしたときにも目に留まりやすい場所なので、オシャレな照明器具を設置したい!と思うのは当然のことだと思います。
そんな時は、主照明ごと変えるのもおすすめですが、今ご家庭にある主照明はそのままで、プラスに補助照明を利用してみてはいかがでしょうか?補助照明が一つ加わるだけで空間の雰囲気がガラリと変わりますよ◎
では一体ダイニングキッチンにはどのような照明が合うのでしょうか?そもそも照明にはどのような種類があるのでしょうか?形や素材別に掘り下げていきたいと思います。
【目次】
1:形で選ぶ
シーリングライト
天井に直接取り付けるタイプの照明をシーリングライトといいます。恐らくほとんどのご家庭で主照明として設置されているのが、このタイプの照明です。お部屋全体を明るく照らしてくれるので、日本の一般住宅ではキッチンやリビングなど、さまざまな部屋に使用されています。現在はLEDが主流になっています。
ダウンライト
ダウンライトとは、天井に埋め込んで、外からは見えにくいようにした照明です。リビングのような広い空間で使うこともあれば、キッチンの様に狭い空間でも使うことができる万能ライトです。ほこりが溜まりにくいため、掃除のお手間が省かれます!調光可能なLEDダウンライトであれば、家族団らんのときには明るく、ゆっくりとくつろぎたいときには暗めにするなど、シーンに合わせた明るさに調節できますよ。
ベースライト
細長いタイプの天井照明のことで、十分な明るさをもたらしてくれるため、手元の明るさが肝心になるキッチンでは最も適した照明と言えます。基本的に細長い形状をしているため、設置スペースにも困りません。
トラフ型のベースライトであれば反射板が無いので、写真の様に埋め込めば間接照明として使用することも出来ます。ランプのみの明るさで照らされ、柔らかな印象になります。
ペンダントライト
ペンダントライトとは、天井からコードやチェーンなどで吊り下げられた照明器具のことです。小ぶりで掃除がしやすいペンダントライトを複数使うと、すてきな空間作りができますよ。ペンダントライトは天井から吊り下げて利用するタイプなので、空間のアクセントにもなりますね。
シャンデリア
ペンダントライトのなかでも多灯で装飾性のあるものをシャンデリアと呼びます。華やかですが、サイズも大きい商品が多いため、限られた空間の中で扱うのは少し大変というデメリットがあります。
スポットライト
スポットライトは、部分的に集中して光を当てたい場合に使われる照明器具で、フランジ式とライティングレール式があります。フランジ式は、天井に固定されていますが、ライティングレール式は、レール上を移動して使うことができます。まな板の上など、手元の限られた場所を明るく照らしたいときに便利なのがスポットライトです。
スタンドライト
仕事用のデスクに置くイメージの強いスタンドライトですが、照明の形や色をお部屋のインテリアと合わせてコーディネートすると、オシャレで洗練された雰囲気になります。場所の移動がしやすいのも卓上ライトの利点ですね。
補助照明をどれにするか迷っている場合はデザイン性に優れたペンダントライトや、設置と移動が楽なスタンドライトがおすすめです!ただしペンダントライトの場合は天井から吊り下げて利用するという性質上、設置する場所を考慮しないと作業中に邪魔となるリスクがあります。スタンドライトの場合もスペースを取ってしまうので、どちらも事前に環境を整えておく必要があります。
2:素材で選ぶ
照明はガラス・プラスチック・金属が三大素材と言われていますが、シェード(ライトの電球を包んでいる傘のこと)の素材によっても雰囲気がガラリと変わります。
布・木材
布から明かりが透けて見える為、ぼんやりとした柔らかい灯りでテーブルを照らしてくれます。ベースの部分は木材になっているのですが、木材は空間に温もりをもたらしてくれますね。
金属
金属だけでも様々な種類がありますが、照明器具にはアルミニウム、鋼(鉄)、ステンレスを中心に真ちゅうや銅製などが多く、それらの表面は用途に応じて塗装やメッキなどの仕上げが施されます。金属は光を通さない(透けない)為、電球の光が拡散しません。ですのでスポットライトのように真下を明るく照らしてくれます。経年変化も楽しんで使用することができる素材です。
ホーロー
シンプルでおしゃれなデザインが多く、インテリアの邪魔をしないため人気のホーロー素材。ホーローは金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けた素材ですので、性質的には金属とほとんど同じです。しかし表面はガラスなので汚れが付いても落としやすく、お手入れがしやすいのもホーローの特徴です。
ガラス
透明なガラスは、シェードを通して明かりが全体的に広がって見えます。ガラス素材の照明はデザインによってレトロな雰囲気にもなり、モダンな雰囲気にもなりますね。
3:光の色で選ぶ
照明を選ぶ際には光の「色」も大事なポイント。電球色、昼白色、昼光色など、さまざまな色合いがあり、部屋の雰囲気もそれぞれで変わります。
電球色(2700~3000K)
比較的暗めですが、温かみがあって落ち着きのある色です。オレンジ色に近く、料理がおいしく見える色なので、食卓の明かりにも向いていますよ。食卓以外ですと寝室や和室など、リラックスしたい場所に適しています。
温白色(3500K)
落ち着きのある明るい色味で、近年人気のある色味です。リビングやダイニング等団らんするシーンや様々な場所で使いやすい光色です。
昼白色(5000K)
自然な明るさで、太陽光に一番近い色の為、人間にとって慣れた光の色といえます。昼白色は食品をナチュラルな色で見ることができるので、調理や盛り付けの作業をおこなうキッチンに最適です。
昼光色(6200~6500K)
白っぽく青みがった最も明るい色で、仕事や勉強に集中しやすい色です。在宅ワークやお子さんの学習部屋にもおすすめです。
部屋全体を照らす主照明におすすめなのが「昼白色(ちゅうはくしょく)」に対応したライトです。昼白色は部屋全体をスッキリと、自然な明るさで照らしてくれるのがポイントです。色の種類によってもたらされる効果について、詳しくは以前のコラムで紹介したこちらの記事をご参考ください◎
4:ダイニング・キッチンにオススメの照明
orbitex
・DIAMOND-L PENDANT LIGHT
ハンドメイドのワイヤーアートの照明。存在感と抜け感を両立するそのデザインは、そこにあるのにも関わらず、透き通り、邪魔にならず、程良い緊張感を空間に与えます。
・WALL ART LIGHT
ハンドメイドで作られたアートなウッドパネル。波紋をイメージしたその「光」の陰影は、妖艶で美しく、どこか異国の雰囲気を醸し出します。
TOMDIXON
・BEAT FAT PENDANT
イギリスのインテリアブランド『TOM DIXON(トム・ディクソン)』職人の手作業により、真鍮をまわしながらひとつひとつハンマーで打ちつけて生まれた独特の打痕模様は、天然のデザインと言えます。
ASPLUND
・TRUNK TABLE LUMP dareels
チーク材をロープで束ねたテーブルランプ。モダンなカラーシェードとの対比で、シャープな中にも抜け感あるオブジェの様な照明に仕上がっています。
いかがでしたでしょうか?
キッチンは材料を切ったり、火を使ったりする際に手元が見えづらければケガをする危険性があるため、まず第一に明るさが十分確保できる照明を選ぶことが大切になります。そして、プラスでオシャレな補助照明を設置することで素敵な空間を作ることが出来ます。自分の好みに合った形・素材・光の色の照明を見つけて、理想の空間を演出してみましょう!
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