Henry Dean
Henry Dean(ヘンリーディーン)は、1972年にヘンリー・ディーンによって、ベルギーで創設されたフラワーベースブランド。
手拭きガラスの手法によって生まれる、フォルムや思いがけない色合いなどはアートピースのような佇まいながらも、つい触れてくなるような温かみを感じます。
リサイクルガラスの可能性を追求し続けるヘンリーディーンは、世界中のフローリストから愛されています。
Recycle Glass
Henry Deanでは、小さいものには約100%・大きいものには約50%、トータル90%の割合でリサイクルガラスを使用しています。
さらっとした原料を溶かして作るソーダガラスとは異なり、リサイクルガラスは溶かす際に気泡が入りやすいので扱いが難しくなります。
色が付きやすいリサイクルガラスに対し、Henry Deanでは、可能な限りクリアにしたいという想いから、ガラスを溶かし・冷ます温度調整やガスの圧力調整・白いガラスを加えるなど、様々な研究を重ね、クリアなガラスにする独自の手法を編み出しました。
一般的にみるとリサイクルガラスを使用する事はデメリットに感じますが、Henry Deanにとってはメリットに変わるのです。
今でこそ、環境問題などで一般的になってきたリサイクルガラスですが、当時はリサイクルガラスしか入手できなかったからこそ使用せざるおえませんでした。
しかし、リサイクルガラスはふたつと同じものはできないからこそ、表情豊かでおもしろいエフェクトを生み出す。
リサイクルガラスを使い始めてほどなくして、ヨーロッパ各地で注目が集まり、様々なプロダクトが作られるようになっていきました。
そんな中で、ヘンリー・ディーンは「色を入れて手吹きで形を作る」オリジナリティーを確立していきました。
Color ・Shape
自然や日常の何気ない風景から着想を得たカラーやフォルム。
それは簡単なものではなく、何カ月もかけて実現されることもあれば個体差がありすぎるあまり、製品化が難しく、実現できないケースもあります。
DEAN FLOWERSに関しては、実用性に重きをおいた「シンプル」であることを心がけて作られています。
「シンプル」であることを追究していくと、古代の陶器や1950年代の花器などに行き着き、ヒントを得ることも。
そして、何より大事にしている事は「シンプル」と「色」が合うかどうか。
EAN FLOWERSのフラワーベースは、花の生けやすさを考慮してシンプルに作っているにもかかわらず、ユーザーのもとへたどり着くと、同じものでもクラシックな雰囲気に見えることもあれば、モダンな表情を見せることもある。
それが「シンプル」ゆえのおもしろさだとデザイナーのヴァネッサは言います。
item
※御堂筋店でのお取り扱いとなります。
【WAILEA OSAKA showroom】
https://www.wailea-club.com/interior/osaka-showroom/