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知っておくべき!新築・引っ越し祝いの基本マナー

2020.01.12

2020.1.12 更新

お家やマンションの購入は人生で最も高額な買い物といえるでしょう。
家族や親せき、友人や職場関係の親しい方であれば心からお祝いをしたいものです。

頻繁にはない「新築祝い」「引っ越し祝い」だからこそ、失礼の無いように礼儀やマナーを知って、
相手に喜んでもらえる配慮を心掛けたいですね。

1月~3月は、新生活に向けて1年の中でも引っ越しが増える季節でもあります。
今回は、事前に知っておきたい基本的なマナーや相場、お祝いを渡すタイミング等をご紹介いたします。

 

【目次】

1:そもそも「新築祝い」「引っ越し祝い」とは?

2:新築・引っ越し祝いの基本マナー

3:新築・引っ越し祝いで避けるべき贈り物

4:新築・引っ越し祝いのお返しは?(内祝い)

 

 

1:そもそも「新築祝い」「引っ越し祝い」とは?

新しくお家を建てたり、マンションを購入して引っ越しするのは一世一代の大きな買い物です。

新しく始まる素敵なお家での生活。そんなこれからの生活が末永く健やかで過ごしてほしい、
そんな想いを込めて贈るのが「新築祝い」「引っ越し祝い」です。

よく聞く「新築祝い」や「引っ越し祝い」。
似ていますが実は意味合いが少しずつ違っています。

また、結婚や就職など新築や引っ越しの理由によっては、結婚祝いや就職祝いとして贈るのが一般的です。
退職や里帰りなどの場合も同様です。

新築や引っ越しがメインのイベントである場合のみ「新築祝い」「引っ越し祝い」として考えましょう。

まずは、「新築祝い」「引っ越し祝い」の違いをご紹介します。

 

新築祝い

新築祝いは「新築」の建物へ引っ越す際にお祝いするもの。
戸建て、マンションどちらでも新築で購入したなら新築祝いとなります。
これは、企業が自社ビルや事務所、店舗を新築にした場合も同様です。

 

引っ越し祝い

引っ越し祝いは、新築ではなく「中古住宅」を購入して引っ越す際にお祝いするもの。
こちらも戸建て、マンション関係なく同じです。

最近ではリノベーション住宅も増えているので引っ越し祝いを贈る機会も多くなっています。

ただ、基本的に賃貸から賃貸への引っ越しは、引っ越し祝いを贈る必要はありません。
親しい間柄で何かお祝いを贈りたい時は、餞別として贈るのが良いでしょう。

また、企業が移転する場合は「移転祝い」となり引っ越し祝いとは違ってくるので気を付けましょう。

 

 

2:新築・引っ越し祝いの基本マナー

 

金額相場

お祝いの金額が高価すぎてしまうと逆に気を使わせてしまうことがあるので、事前に相場を知っておくと選びやすいでしょう。
相場は、贈る相手との関係性によって変わり、関係性が近い程相場は高くなる傾向にあります。

・親や兄弟などの家族…30,000円〜50,000円
・親戚…5,000円〜30,000円
・友人…5,000円〜10,000円
・職場関係…3,000円〜10,000円

現金で贈る場合も品物で贈る場合も金額の相場は同じです。

ただあくまでも一般的な目安なので、相手との間柄を考慮して決めましょう。
親しい間柄であれば、希望を聞いても良いでしょう。

金額に関係なく贈る相手を想ったギフトを選びたいですね。

 

お祝いを贈る時期

マイホームを契約した時、お家が完成した時、引っ越しが終わった時、様々なタイミングがありますよね。
どのタイミングでお祝いを渡すべき?と悩む方や、何気なく渡している方もいると思いますが、
実は渡すのにも適した時期というものがあります。

場合によって変わってくるので、改めて確認してみてくださいね。

 

お披露目会がある場合・・・

マイホームを新築・購入された方は、親戚や友人などの親しい人をお披露目も兼ねてお家に招待したり、親しい間柄であれば新居に遊びに来ない?と連絡がくることもあるでしょう。
その様な場合であれば、新居に伺った際にご挨拶と共に直接渡すのが良いでしょう。

可能であれば、周りの方がいないタイミングを見計らって渡しましょう。

他の方と一緒になってしまった場合、贈り物のバランスがあまりにも違いがあった際に気まずくなってしまう事も。
また、事前に手配できなかった方がいた場合も気を遣わせてしまいかねません。

渡すタイミングにも気を配りたいところです。

また、渡す際は自分と直接関係のある方へ渡しましょう。
家主の妻がご友人であれば直接ご友人に。兄弟や姉妹であれば、直接兄弟や姉妹に渡すのが良いです。

お祝いの品は紙袋や風呂敷に入れて持参しましょう。渡す際に取り出すのがマナーです。
渡すときは、贈る方にのしが正面に向くようにして両手でお渡ししましょう。
入れてきた紙袋などは持ち帰るのを忘れないように気を付けましょう。

 

お披露目会当日に間に合わなかった場合・・・

お披露目会に急に招待されることになったり、当日までにお祝いのギフトが間に合わない時もあるでしょう。

そのような場合は、お菓子や飲み物を手土産として持参し、「用意しているので後日送りますね。」と伝えるとよいでしょう。
その後、出来るだけ早めに手配するようにしましょう。

郵送の場合は、事前に都合の良い日時を確認しておくとスムーズですね。

 

お披露目会がない場合・・・

お披露目会自体が無い場合や都合により行けない場合は、引っ越し後1~2ヶ月以内にお祝いのギフトを贈るのが良いとされています。

引っ越し前だと引っ越しの際の荷物となってしまいますし、引っ越し後すぐであると荷解きや片づけでバタバタしてしまう時期です。
その為、少し時間をあけてることも心遣いです。

だからといって時間が空きすぎてしまうとお祝いの気持ちが伝わりにくくなってしまうので注意しましょう。
事前に引っ越す日や住所を聞いておくとスムーズです。

 

新築したことを後から知った場合・・・

久しぶりに再会したら、友人宅が新築していたことを後々知ることもあるでしょう。

半年以内くらいであれば、なるべく早く新築祝いを贈ることがベストです。
それ以上時間が経っている場合は、大げさにならない程度のギフトにしましょう。

その際のお祝いの熨斗は“お祝い”にし、「渡しそびれてしまったので、ちょっとした気持ちとして受け取ってください」と一言添えるとより丁寧です。

しかし、引っ越し先が遠方の場合や、それほど親しい間柄でなければ無理に贈る必要はありません。
関係性によって判断しましょう。

 

 

3:新築・引っ越し祝いで避けるべき贈り物

いざお祝いの品物を贈ろうと思った時に、1番悩むのが贈る品物ですよね。

現金?お菓子?それともお花?
何を贈ったら良いのか迷いますよね・・・!

色々と候補はあると思いますが、お祝いとして贈るのには適さないものもあるので、選ぶ際に気をつけましょう。
(贈る相手から希望された場合は問題ありません)

▶熨斗マナーと新築・引っ越し祝いのオススメギフト

 

火を連想させるもの

ライターや灰皿、ストーブなどの火を使う暖房器具、火事を連想させるアイテムは縁起が悪いと言われ、
新築・引っ越し祝いには不適切だとされています。

それ以外にも赤色のアイテムは火の色を連想させるので選ばない方が無難です。

 

壁に穴をあけるもの

例えば、絵やタペストリー、壁飾りなどの壁面や柱に穴を開けないと使用できないものもお祝いとして贈るのには向いていません。
折角の新居に傷つけることになってしまいます。

壁掛け時計などもタブーと考えている人もいるので時計であれば置時計を選びましょう。

特に新築であれば壁に穴を開けたくない気持ちはわかりますよね。

 

サイズが大きいもの

サイズが大きく広いスペースが必要になる贈り物は、お家が窮屈になってしまったり邪魔になり兼ねません。
また、相手の好きなインテリアやイメージしている空間演出の邪魔になってしまう可能性も。

例えば、「その土地に根付く」という意味があると言われる観葉植物が挙げられます。
観葉植物は大きく、手入れも必要になってくる為、相手の負担になることもあるでしょう。

リクエストが無い限り、避けた方が無難でしょう。

 

踏みつけて使うもの

踏みつけて使うものというとマットやスリッパなどが挙げられます。
これらは上司など目上の方への御祝として避けるべきアイテムです。

「相手を踏み台にする」という意味を連想させるからです。
足元のアイテムは避けましょう。

 

 

4:新築・引っ越し祝いのお返しは?(内祝い)

「内祝い」とは、頂いた贈り物に対するお礼のこと。
お祝いを頂いたら必ず内祝いを贈るわけではありませんが、結婚・出産祝いや、お見舞い、新築祝いなどではお祝いをいただいたら、内祝いを贈るのが一般的です。

新居でのお披露目会として食事でおもてなしをした場合、それ自体がお返しとなります。
その為、改めてお返しの品を用意する必要はありません。

お披露目会が無い場合や、新築でない引っ越しの場合であれば、内祝いとしてお返しの品を贈りましょう。
お返しの相場は、頂いたお祝いの3分の1~半額程度が一般的な目安です。

しかし、家族や親せきなどの親しい人から高額なお祝いを受け取った時は無理に目安通りの金額にこだわる必要はありません。
貰った品物とほぼ同額だったり、それ以上の価格の品を贈ると逆に失礼な意味になってしまうので、気をつけましょう。

品物としては、タオルやお菓子など日用品や消耗品だと、どの家庭でも使いやすいですよね。相手に喜んでもらえる物を選びましょう。
ただし頂いたものと同じものにならない様に誰から何を頂いたかメモしておくことをオススメします。
不安であればカタログギフトを贈ってみるのも良いでしょう。
避けた方が良いアイテムとしては、縁を断ち切るという意味になる「刃物」や、苦しみや死を連想する「櫛」、仏事に用いられる「日本茶」です。

お返しを贈るタイミングは、お祝いを受け取ってから1ヶ月後くらいにお返しをするのが一般的。

お礼状やメッセージカードを添える場合は、「お返し」という言葉を使わない様に気を付けましょう。
内祝いはお返しという意味で贈るものではないので、「内祝い」「心ばかりのお品」等という言葉を使用しましょう。

 

 

マナーももちろん大切ですが、一番大切なのは新たな門出を祝う相手を祝福する気持ちです。
贈る相手を想ったアイテムを選びたいですね!!

 


 

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